摘出手術

そろそろ癌ネタを卒業したいなと思っているんだけど、やっぱり事件が起こる。 土曜日から火曜日までメーンに行った。木曜日の食道の拡張で飲み込みがかなり楽になったし、なぜか咳もかなり静まってきた。まだまだ100%にはほど遠いけれど「病気であること…

米国のテレビネットワークでは9月に新番組を繰り出す。 全くテレビを見ないと言ってもいい私が今年は「Vanished」と言うフォックステレビの秋の新番組にはまってしまった。荒唐無稽のミステリーで毎週話のアングルが違う。プロジューサーの方で『ダビンチコ…

単なる内視鏡検査とポーターキャスの除去だったので、所謂精神鎮静法を使うのかなと思ったら、全身麻酔だった。『痛みに弱い患者』と思われてるのかな?(まさしくそうだけど) それにしてもオペ室に入るまでの待ち時間っていうのは何回やっても慣れない。内…

月曜日12月4日にBWHに行って来た。第一回目の検診でちょっと緊張していて前の晩は眠れなかったりなんかしていたのだが、全て順調とのこと。 木曜日に内視鏡検査をし(最近食べ物を喉に詰まらせることが多いので狭窄のチェック)肩に入っているポータキャ…

私って何て単純なんだろう。月曜日にチューブを抜いて火曜日はマッサージに行った。何だか身体がすっかり軽くなってエネルギーレベルも高くなってルンルンしている時に通訳のエージェントから電話が入った。翌日水曜日4時間ほどの仕事の要請である。日米の…

月曜日に経腸チューブを抜き取った。 日曜日に突然チューブを挿入している周辺が化膿した。チューブの周りは通気性のあるシールで固定してあるのだが、その周りからジワジワと悪臭のする膿みが出て来る。アクシデントは必ず週末に起こる? 腫瘍内科に電話を…

実は今メーンに来てこのブログを書いている。オーストラリアに発つ前に小屋を点検しておきたいという夫について来た。午前中はどうしようか迷っていたのだが、お昼を食べながらなんとなく「行っても大丈夫だろう」という気になった。 前回は情けないブログを…

ここのところお天気が悪い。冷たい雨か霧の毎日で私の気分も大分影響されている。なかなか前進しない食べる練習、どんどんひどくなる咳。金曜日の通訳もどうにかこなし、客観的にはどんどんよくなっているらしいのだが(日曜に招かれた夕食の席ですごく元気…

昨日はくだらないことで切れた。 米国医療のいいところは徹底的な看護をした後は患者を早く退院させるところ。そのお蔭で患者は早い時点で「平常心」に戻れるし、依存心も薄れる。しかし、家族のサポートがなかったり、自己管理に必要な情報処理能力がないと…

ハロウィーンの翌日はAll saints day でその翌日はAll souls day。カトリック教徒にとっては特別な日であるらしい。All souls dayは日本のお盆のようなもので亡くなった人を思い出し悼む。 今の私には教会に週一度行って、人々からエネルギーを貰うのがリハ…

今の私の一番の課題は自分の身体が理解できないこと。癌にかかる前は背中が痛ければヒートバッドを当てたり、マッサージに行ったりしていた。風邪気味だなと思えばさっさとベッドにはいり、本格的に病気になるのをふせいだ。何しろ50年間付き合った身体だ…

11月1日 昨日はハローウィンだった。ハローウィンを「まあまあ順調な状態」で迎えることができることがとても嬉しかった。ここ数年ジャックオランタンをつくることもなかったのだが、この季節の移り変わりを正面から受け止めたくてパンプキンと格闘した。…

これまでブログに何度も「癌科の医師」と記して来たのだが、正しくは「腫瘍内科医」と呼ばれるらしい。 先日友人が日本に『ウェラー・ザン・ウェル学会』(文法的にはベターザンウェルだと思うけど)という組織ができて、癌治療をもっと包括的に扱おうという…

ブログを書くのが大変になってきた。ネタもたくさんあるし、思うことは山ほどあるのだが、時間がないし、疲労が激しい。 退院して1週間ぐらいは、食べる必要がなかったので、非常に効率的な生活だった。食べたり、調理したりする時間を別のことに使えたのだ…

月曜日にBWHに術後診査に行った。抗生物質の効き目はすごい。化膿していた傷跡もきれいに治った。退院直前に抜糸をしたりホチキスを除去した後にテープが貼られたのだが、医者はそれも全部はぎ取ってしまった。 診察をしながら「今日から何でも食べていいよ…

全て順調、どんどん回復しています。。。と言いたいところなんだけど、水曜から木曜にかけて首の傷跡が化膿してしまった。 今回の手術で私の身体は文字通り満身創痍なのだが、首、脇腹、お腹の中央にかなり大きな傷跡がある。この首の傷跡がなかなか塞がらず…

術後3晩を最新施設のICUユニットですごした。看護婦さんたちの顔、筆談したこと、尋ねて来てくれた人のことなど全て覚えているのだが、ICUユニットがどんな場所であったかについては全く記憶がない。 「ねね、やっぱり色んな機械やモニターが装備された超近…

手術直前に、皆から沢山のメールをもらった。その中の幾つかに「守護霊みたいに皆が手術台を取り囲むかもよ」とか「お医者さんは皆の祈りの重さを感じるかもしれないよ」と書かれていた。 入院中の10日間、本当に不思議な力で支えられていると感じ、気弱に…

お昼過ぎに退院してきました。留守中の有難いメッセージ有難うございました。皆の元気玉のおかげで術後も凹むことなく、恢復できました。有難うございました!

昨日メーンから帰って来た。「馬のように」食べ続けたおかげで、体重が増え、今年の春の体重に戻った(経腸チューブは使わなかった!) さて明日は手術。メーンの家の近所にLLビーンズの本店他、沢山のファクトリーアウトレットがある。術後の生活のために、…

メーンより 水曜よりちょっと肌寒いメーンに来ている。前回メーンに来た時(9月上旬)はまだ固形物が食べられなかった。2週間後の今回は夫に言わせると「馬のように」食べているそうだ。術後は、かなりの間美味しいものを食べられなくなるから、本人は結構…

明日は手術前のテストのためにBWHに行く。病院から送ってきた資料を読むのが億劫で今までほっといたのだが、もう先延ばしにできない。経腸チューブを入れた時の記憶が甦ってくる。 正直なところ、手術を受けるのは嫌だ(やっぱり痛いのはいやだもの。)でも…

ここのところ忙しい。スコットランドのセント・アンドリュース大学に1年留学する次男が金曜日に出発する。どんな洋服を詰めればいいかみたいな実務に加えて、クレジットカードを作ったり、銀行口座のインターネット上での操作を教えたりと細かなことが沢山…

9月26日の手術に関しては大分肝が座ってきたのだが、「手術のためのイメージトレーニング」のテープを注文するかどうか迷っていた。来るべきイベントに備えて万全を期したいと思う反面、嘘っぽいイメージトレーニングもなぁ〜と躊躇していたのだが、素晴…

米国の夏の終わりはLabor Dayと呼ばれる9月の最初の月曜日の祝日である。夏の最後の3連休で観光地にとっては最後の稼ぎ時である。 今日は2回散歩に出たが、1日中子供達がワイワイと道路で野球もどきをやっている。年齢は5歳ぐらいから12歳ぐらい。こ…

BWHから25万円ぐらいの医療費の請求が来た。保険でカバーされた筈のエコー内視鏡の検査費用だ。朝から、病院や保険会社を相手に交渉。問題なく解決されるといいのだけれども。日本の医療費がどのぐらいか想像がつかないけれど、検査1つでここまで費用がか…

今日はBWHの外科医に会った。先日応急処置をしたJ−チューブのスティッチをナイジェリア出身のレジデント(日本のインターンみたいなもの)がやり直してくれた。今局所麻酔が切れたのでちょっと痛む。「ナイジェリアから来て、ハーバード系のレジデントか。。…

経腸チューブに繋がれている時間が長いので、朝ベッドでこのブログを書いている。今日はBWHに行って外科医に会う。私の恢復状態を見て手術のスケジュールが決まることになる。 2ヶ月弱の化学治療/放射線治療で一応癌細胞はなくなったけれども食道摘出手術…