食道癌

ここ2週間で放射線科の医者と腫瘍内科医の2人にお会いした。食道摘出をしてから6年半。体重、体温、血圧の測定、血液検査の後は殆ど雑談。スマートフォンのアプリケーションの話やキルケゴールの話が出て「忙しいお医者さんとこんな話していいのかしら」…

10日程前久しぶりに行った教会で友人のCさん(81歳女性)と会った。Cさんは3年前に2番目のご主人を亡くし、この8月に50代の娘さんを突然に亡くした。彼女の最初のご主人は若い時に病死、もう一人いたお嬢さんも大分前になくしている。この4月には…

食道癌患者にとって大切なケン三郎先生のブログの新しいURLはhttp://furuhata.exblog.jp/です。 ところで、8月4日から21日まで18日間、ヨーロッパ5カ国を回って来ました。2006年5月に食道癌発覚、夏の間の化学治療+放射線治療の後、9月に食道…

今日は1年に1度の外科医との検診。仕事とぶつかったとか、旅行に出掛けると言ってははアポイントメントを伸ばしていたために、ちょうど術前の化学治療、放射線治療から丸6年のタイミング。今年の9月には術後丸6年を迎えることになる。 「さすが6年」と…

仕事、出張、旅行とバタバタしているうちに癌治療を開始した2006年6月から丸6年が過ぎた。その様子はid:kuwachann-2_0のここに記した。 ところで、中村勘三郎さんが初期の食道癌というニュースを読んでびっくりした。なぜなら、私は勘三郎さんがまだ勘…

なかにし礼さんが食道癌に罹り休業を宣言された。なかにし礼さんとは4年半前に1日だけお仕事をご一緒した。その前に彼の著書「兄弟」を読んで感動していたので本を持って行ってサインをしてもらった。私はその日のブログに彼のことを以下のように記してい…

今日は腫瘍内科医の検診。癌の発覚から5年9ヶ月。日本では何年間検診するのか知らないけれど、米国では少なくとも10年間、腫瘍内科医も、外科医も、放射線科医も検診をしてくれる。こうやってフォローアップされることで、私も症例の1つになり統計の母…

http://tabinobu.blogzine.jp/のブログを書いていらっしゃる「のぶさん」からツイッターでフォローしますという連絡を頂いたのは2週間程前。のぶさんは今年の1月26日にご主人を食道癌でなくされた。その彼女が「こんな医師に早く出会いたかった」とツイ…

2月10日金曜日は放射線科医との検診だった。もう5年生存を達成したのだが「生きている限りは検診する」と言われている。 体重、血圧、体温の検査の後は、首と腋のリンパ節を調べて終わり!会話の内容はヨーロッパの経済、米国の景気、最近の治験の現状な…

アップルの創始者スティーブ・ジョブスが膵臓癌でなくなって2週間以上が過ぎた。id:kuwachann-2_0の方にも書いたけれど惜しい人を亡くしたと残念な思いが募る。 さて、彼の全生涯を語る伝記(Walter Isaacson)が10月24日に出版されるのだが、そのプレビュー…

米国では9月の最初の週末はLabor Day weekendの連休。久しぶりでメーンのロックランドに行って来た。ここはアンドリュー・ワイアスの作品を所蔵する美術館の他、沢山の画廊がひしめいているアーティな町。 しきりに回顧する訳ではないけれど、この町には5…

今日はBrigham and Women Hospital胸部外科での検診。2006年の6月14日に経腸チューブを埋め込み、放射線化学治療を始めたから、本当に丸5年。 外科医はただ一言「Success!」 これからは1年に1度の検診になるそうだ。 摘出手術が終わって最初の検…

7月11日に摘出手術をしてくれた外科医との検診がある。摘出は2006年9月だったけれど、術前に放射線化学治療を行ったので、経腸チューブを入れる手術を行ったのは6月14日。本当の意味での「5年生存」のご報告は、7月11日にと思っていた。 とこ…

ここ2週間、次々と放射線医と腫瘍内科医との検診があった。 放射線医との検診はもう大分前から1年に1度になっている。一年前にiphoneのカレンダーに入れた日付が間違っていて受付で「あなたの検診はあと1か月先よ」と言われたのだが、「ひゃ〜〜、iphone…

今日は食道摘出手術後4年4ヶ月の検診。かなり安心できる時期に突入しているらしく、CTスキャンも今回は造影剤なし。外科医との話は、彼の京都からの土産話に終始。医者にとっては成功事例の顔見せのような検診になりつつある。 実は去年の暮れ、一か月でイ…

このブログをつけるきっかけは食道癌に罹ったことだった。 2006年の5月20日の最初のブログに「自分でも未だに信じられないのだが食道癌に罹ってしまった。きちんとした記録をつけておきたいし、自分を客体化する時間を設けたい。そう思ってこのブログ…

9月26日で摘出手術から丸4年経ち、『回復』という言葉が不自然になりました。私にとって摘出手術の日は命が与命であることを思い出させてくれる具体的な記念日で、今の瞬間を大事にしなければならないと襟を正されます。 さて、体重は43キロ(157セ…

小澤征爾さんの復帰第一弾「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」コンサート。「長期入院による筋力の低下に伴い、持病の腰痛が悪化。10分を超える指揮は回避する必要があり、冒頭でチャイコフスキー「弦楽セレナード」の第1楽章だけを指揮することに。」…

食道癌にかかり、ケモラジ、食道摘出手術を受けて、4年余。「シンジラレナイ、ワカラナイ。タバコも吸わなかったし、お酒もそんなに飲んだ訳じゃない。なぜ私が食道癌なんだろう?お味噌汁が熱かったのかな」とずっと言って来た。しかし「やっぱり飲酒だった…

週末にCrazy Heartという映画を見た。この映画でジェフ・ブリッジスはアカデミー主演男優賞を、主題歌のThe Weary Kindはアカデミーのオリジナルソング賞を獲得した(なぜか日本では公開されていないようだ。) ストーリーは(Wikiをそのまま引用すると) 「…

サザンの桑田さんが食道癌に罹病のニュースは食道癌コミュニティでは大ニュースだった。ゆうさんのブログにもケン三郎先生のブログにもTFM・JFN系ラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』の桑田さんの声がポストしてあった。胸部扁平上皮癌だから気管は大丈…

食道摘出から数えてもそろそろ4年。摘出に付随する症状は全て体験したと思っていたのだが、2日前の明け方に、胃液の逆流、誤嚥の体験をしてしまった。先日ゆうさんのブログに「私は誤嚥はないです」と書き込みをしたばかりだったのに。 酸度の高い胃酸が喉…

半年に1度の外科医検診。胸とお腹のCTスキャンは異常なし。癌の気配は毛程もない。この検診もあと1年で終わりだろう。 最近ちょっとだけ気になるのはスタミナがないことと体重の減少。最近は3.2キロの散歩がちょっときついし、立ちくらみもよくある。体…

5年生存率とかの「生存」は手術からのことを言うのだろうか。それともケモラジの治療から数えるのだろうか。内視鏡検査をした医者から「扁平上皮食道癌」と電話で言われたのが2006年の5月17日だったから、これも4年生存の一バージョンになるのかも…

こちらにも書いたけれど、2月14日から27日までかなりの強行スケジュールで日本に帰省した。息子を連れての里帰りであったため2週間で東京/横浜、熱海、京都、奈良、広島、鹿児島をまわり、親戚、友人と時間を過ごした。 06年秋に食道摘出手術をして…

癌治療のプロジェクトマネジャーの位置づけだった腫瘍内科医との検診。 「こんにちは〜〜、D先生、ハグしなきゃ」(と図々しくハグ) 「そろそろ4年だね〜。かなり偉大なことだね〜。再発は大体最初の1,2年。時々3年目だからね。そろそろ大丈夫だね〜。…

12月23日に拡張を含めて内視鏡検査をしたので、術後検診が1月4日にあった。前のブログにも書いたとおり、別に狭窄があった訳ではないのだが、2年に1度の胃管の定期検診の結果だ。 検診だったので生体検査も行われたのだが、これと言った問題なし。胃酸の…

12月14日CTスキャンの後、Brigham & Women's Hospitalの外科医による術後3年3か月目の検診。外科医Dr.Bが開口一番に言った言葉は「君はアーティストなんだってね。すごく将来性があるっていうじゃない。この次は絵を見せてね」(先生、それ、お世辞にして…

先日時々お邪魔させていただいているid:ayumi_aさんのブログで癌保険、自己負担の話が出た。彼女は昨年の乳癌治療の後処理として卵巣機能を押さえるリュープリンという皮下注射を1か月に1度打たなければならないのだが、その注射と経口剤会わせて毎月19640…

およそ1か月程前のことなのだが、両足のふくらはぎがひどくつった。その上脛が痛い。もしかしたら「骨」の痛み? 食道摘出3周年も元気で迎え、食べる量もかなり増え、最近はワインも美味しく(量はグラス2センチぐらいだけど)、体重も少しずつ増えていて…