ブログを書くのが大変になってきた。ネタもたくさんあるし、思うことは山ほどあるのだが、時間がないし、疲労が激しい。


退院して1週間ぐらいは、食べる必要がなかったので、非常に効率的な生活だった。食べたり、調理したりする時間を別のことに使えたのだ。経腸チューブの栄養で元気なので、仕事への復帰も2、3週間でできると思っていたのだが、認識が甘かった。


現在エネルギーの殆どが「食べること」に費やされている。離乳食もどきの食事を始めてから4日が経ち、経腸チューブの缶の数を4.5缶から3缶に減らし、毎日6食ほど食べている。


例えば朝食はトースト1枚弱、ヨーグルトカップ1/3、スクランブルドエッグ、缶詰のピーチ3切れ、チーズ一切れ、紅茶なのだが、これを永劫の時間をかけてゆっくり、ゆっくり食べる。食べてしばらくすると、お腹に血液がいってしまうのか、身体が熱くなり倦怠感が激しい。やっと身体が落ち着いたかと思うと、もう午前のおやつの時間なのでアイスクリーム1/2カップぐらいを食べる。また身体が疲れる。そのうち、お昼。このぐらいになるともう何も食べたくなくなるのだが義務感でスープ1/2カップにチーズとクラッカー2枚ぐらいを押し込む。またまた疲れるので、ちょっと午睡をして、散歩に出掛ける。散歩の後は午後のおやつ。紅茶とアップルソースなどで休憩するのだが、またもや疲れる。そのうち夕食の準備。未だに半流動食なので食べられるものが限られている。その中で「今夜は何にしよう」と考えて、作るのも(たった1/2カップぐらいなんだけど)かなりエネルギーが要る。


所謂胃がなくなってしまったので、空腹感とか満腹感というのがない。『食欲』を感じないのに「できるだけ食べる」というのは結構大変な作業である。


昨日は雨で散歩に出られなかったので、夫に付き合って大学のジムに行ってインドアのトラックを1キロ強歩いた。その後隣のビルのコーヒーショップに行ってミルクシェークを注文した。カロリーとプロティンを摂らなければとおもって注文したのだが1/3カップも飲まないうちに飲めなくなった。


「もう飲めないから、お願い」と運動をしてサウナに入って来た夫にシェークを渡す。彼は一息で1/2カップぐらい飲んでしまった。


こういう食欲が私に戻ってくるのはいつなのだろう。ふつうにお腹がすく日がくるのだろうか。きっとこの現状を忘れてしまう日が訪れるとおもうのだが、離乳食5日目の正直な気持である。