今日はBWHの外科医に会った。先日応急処置をしたJ−チューブのスティッチをナイジェリア出身のレジデント(日本のインターンみたいなもの)がやり直してくれた。今局所麻酔が切れたのでちょっと痛む。「ナイジェリアから来て、ハーバード系のレジデントか。。。すごく優秀なんだろうな。。。」と関係のないことを考えていた。


手術は9月26日の7時30分から。手術の予定時間は8時間。本当はもう一週間ぐらい早く手術の予定だったのだが、何しろ時間のかかる大手術なので、この日しか空きがなかった。しかし、現在食道炎で何も食べられない状態だから、このぐらい待って何か食べられるようになってからの方が絶対いい。それに、それまでに心臓を鍛え、筋力を付ける時間もある。


アポイントメントは午後1時半だったのに、医者に会えたのは4時半だった。そのため待合室でかなりの時間を過ごすことになった。


放射線の副作用で咳がひどく出る。実は癌科の医者は咳止めを出したいのだが、私は咳止めの薬にアレルギーがあって服用できない。代わりにモルヒネを処方してくれたのだが、これも身体に会わなくて這々の体に陥った。その結果、咳は出っぱなしである。


待合室でもひどく咳き込んだ。風邪の咳だと思われると困る。隣に座っていた丸々とした男の人に「心配しないでね。風邪じゃなくて放射線のせいだから」と言ってトイレに立った。席に戻ると、その人が「放射線はどうだった」と声をかけて来た。彼も食道癌(逆流性食道炎からのもの)で同じ医者の患者であることが判明した。9月7日が手術だと言う。髪の毛もあるし、食道炎もないそうだ。医者からは手術前に25キロ痩せろと言われたけれど、化学治療の間15キロしか痩せられなかったらしい(化学治療の間はあまり食べられなかったとのこと。)しかし今の回復期に体重が戻って来て困ると言っていた。不公平!!こっちは水も飲めないし髪の毛もなくなってしまったのに!!


私ももう少し太っていたらよかったのに。。。癌の診断以来いつも思う。