今日はThanksgiving。朝一でパンプキンパイとサワークリームアップルパイを焼く。一緒に焼けたらいいのだが、温度が違うので別々。結局2時間かかる。最近の米国の台所にはオーブンが2つあるデザインが多い。こういう特別な日には確かに役立つんだろうけど、絶対に贅沢だ。


その後、七面鳥に詰めるスタッフイングをつくり、七面鳥のお腹に入れてオーブンに入れる。その間にサツマイモをメープルシロップと一緒に焼くもの、マッシュポテト、サヤインゲンと椎茸をソテーしたもの、クロスティーニ(この2点は今年の新しいメニューでid:reikonさんのレシピを使わせて頂いた)の前準備をする。


七面鳥の料理自体は別に難しくないのだが、焼き上がってからテーブルに出すまでが大格闘。焼いている間に出て来きた肉汁と油を使ってグレービーをつくらなければならないし、マッシュポテト、野菜料理の仕上げを一度にやらなければならない。今年は長男とガールフレンドに七面鳥カービングをお願いし、次男にマッシュポテトの仕上げを願う。それに夕べ作っておいたサーモンボールとクランベリーブレッドを添える。去年長男がイタリアから買って来たキアンティワインを開け、その後は彼の持って来たベルギーのフルーツビールと共に食す。


Thanksgivingは米国で一番大きな祝日。家族親戚が一同に会す。大体は七面鳥を調理する「お祖母さん」の家に、家族がそれぞれパイや野菜料理を一品ずつ持ってくるのだ。でも我が家は核家族。ぜ〜んぶ私。ちょっと不公平だよな〜。教えてもらう親戚もいないから、Joy of cookingとNY times cooking book の2冊を元にいつの間にか「私のThanks giving」のメニューができた。息子達にとってはこれがお袋の味なのだろうか。


去年のThanksgivingは長男のガールフレンドの家に招かれた。未だに経腸チューブをぶら下げ、痛む傷跡をかかえてのお食事だった。回復の遅々たるスピードにイライラしていた頃だ。もちろん何も食べられなかった。それに較べると、今年は朝から晩まで台所に立って前と同じに食事を作っている!食べる量は少ないけれど。感謝だなぁ〜。