クリスマスイブにはいつも教会のイブサービスに行く。聞き慣れて懐かしいクリスマスの賛美歌とキリストが生まれた時を描写する聖書の朗読、詩の朗読があり、最後は「聖夜」を唄いながらのキャンドルサービス(電気を消して、全員が手にしたキャンドルに灯がともされる)で終わる。


朗読の詩が少し違ったりはするのだが、日本のお正月みたいなもので毎年の定番。これに行かないと一年が終わったような気がしない。


イブサービスは5時半からだったが、お天気が良かったので、4時前暮色が濃くなる中1.6キロの散歩にでかけ、その後高脂肪のアイスクリームを丸々一個食べた。


教会に着いたのが5時15分頃。突然お腹が痛くなって脂汗が出て来た。また例のあれ!ダンピングシンドロームである。「な、なんでアイス丸々一個も食べちゃったんだろ。半分にしとけばよかった」、後悔先立たず。痛みが引く様子はまったくない。結局ヨロヨロと教会の礼拝堂を出て、裏側の部屋のカウチに横になった。遠い波の音のように賛美歌や詩の朗読らしきものが聞こえて来る。プログラムをみながら今何が行われているか確認する。「うっ、くそっ、やっぱり吐き気。吐けないけど吐かなきゃ」ヨタヨタとトイレに走る。


こうやってトイレとカウチを往復しているうちに一時間弱がすぎて最後の「聖夜」が聞こえてきた。「もう〜、今年はいつもこうだった」と思いながら、カウチにねっころがって「聖夜」を細々と唄ってみた。高音は出ないから低音部を。そのうち涙が一滴すーっと横に流れて来た。


こうやってダンピングぐらいでねっころがってるんだから、悪くないよね。今年もどうやら無事におわりそう。よかった、よかった。。。


追伸:この後4、5分でダンピングからは急激に回復し、「水炊き」の晩ご飯をつくりました。