小澤征爾さんの復帰第一弾「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」コンサート。「長期入院による筋力の低下に伴い、持病の腰痛が悪化。10分を超える指揮は回避する必要があり、冒頭でチャイコフスキー「弦楽セレナード」の第1楽章だけを指揮することに。」とのこと(http://news24.jp/entertainment/news/1613625.html)全く同じ記事が今日のニューヨークタイムズにも出ていた。さすが世界の小沢さんだ。


確か、小沢さんは椎間板ヘルニアの持病をもっていた。そうでなくても食道癌のような大手術からの回復には時間がかかる。私事で恐縮だけど、術後3か月目、4か月目で戻った通訳の仕事では泣きたいぐらいに背中が痛くなった。術後5か月目で旅行した時はヒースロー空港の乗り換えで気が遠くなりそうな気がした。私は何の持病も持っていなかったのに。


当然のことだけれど、30代で手術をした人は30代の身体に戻れる、50代で手術をした人は50代の身体に戻る。そして70代で手術をした人は70代の身体にしかもどれない。


小沢さんの、これからの順調な回復を心から祈っています。どうか余りご無理なさいませんように。時間はかかるけど、少しずつだけど、体力や筋力は回復していきますから。