天気:曇り後雨(冷え込みが厳しい)
昼食:鍋焼きうどん@大徳寺裏の食堂
夕食:大学時代の友人とSweep(町家レストラン)にて
宿:三井ガーデンホテル、四条
訪問した寺:大徳寺(龍源院、大仙院、高桐院、黄梅院)


夫と一緒に京都を歩いたのは13年前。当時7歳と9歳の息子達と真如堂に泊まり1週間ばかり京都を歩いた。我が家には「templed out」というフレーズがある。『お寺ばかりみて飽き飽きした」という意味で、子供達は京都でもインドでもこのフレーズを使っていた。13年前は「templed out」した子供達を丸善(今回はなくなっていたけれど)に連れて行き、なだめるために本を沢山購入したものだ。


私も夫も、その後も各々何度も京都を訪れている。だから今回も金閣だの清水寺などに行くつもりは全くなく、のんびりと歩いてみたかった。「去年大徳寺でおもしろい枯れ山水の庭を見つけたから、そこに行こう」と誘ったのは夫である。しかしその肝心の「面白い庭」は大徳寺で見付からなかった。多分名前を取り違えてたのだろう。でも旅の醍醐味は偶然の発見である。


大徳寺ではこの春だけ特別に千利休の設計した庭のある黄梅院がオープンしていた。その庭に面する部屋の名前が「自休院」。自己を一時休め、自省、反省せよとの意味。その庭の隣の石庭の名前が「破頭園」。常識からの脱出とでも言うのだろうか。決して古くならない禅、漢字という記号の持つ深い意味に改めて感動する。


この日は「2月に舞い戻ったぐらい」に寒かった。お昼にはお寺の裏の商店街にあるウドン屋で鍋焼きうどんを食べてみた。ウドンを食べること自体がチャレンジで、半分も食べられなかったのだが、食べ終わったところでダンピングに襲われ、気分が悪くなった。


先日以来の洪水騒ぎ、睡眠不足のせいだろう。タクシーでホテルにもどり午後はずっと寝て過ごした。夫は1人で画廊に出掛けた。


夜は大学時代の友達とsweepという町家レストランで「新しい京都料理」を食した。とっても美味しくて安い!彼女とは13年前もあったのだが、その後も様々な試煉を経て美しく強い女性になっていて沢山エネルギーを貰った。