私たちは自分のストーリーを紡いで行く。例えば2人の人間が、全く同じような家族構成、同じような収入レベル、同じようなチャンスを与えられ生涯を終えたにしても、2人が紡ぐ話は全く違う。1人のストーリーはとてもハッピーであり、もう1人のストーリーは惨めなものかもしれない。


今日はRachel RemenのCDを聞きながら、大泣きした。


ここ2、3週間で、なんて猜疑深く(自分自身の回復+医療全般に対して)、臆病で自己憐憫の塊になってしまったのだろう。治療を始めた頃は、もっと好奇心があって、オープンで、周りの自然に生きる力を発見していたのに。


白血球値の減少、吐血、発熱、救急看護室に行ったことなどのせいで、体温の変化や不調感にだけ目をむけるようなっていた。実は昨日の夢のこともすっかり忘れていたのだが、彼女のCDを聞いて思い出したのだ。あの夢を意識化させるかしないかではかなりの違いがある。


今はただ、この時期に、私の米国での最初の友達ジャネット(大学院の寮の隣人だった)がCDを送ってくれたことに感謝し、そのタイミングに生命の不可思議を感じている。


勿論「そんなのただの偶然さ」と言う人も多いと思う。しかし、私のストーリーは私が紡いで行く。そして自分のストーリーから命の糧を貰って行く。



Rachel Remenは「心と身体」を統合して治癒を考えるフィールドのパイオニアである。彼女自身が医者であり、不治の病『クローン病』に罹り、45年前に腸の殆どを除去している。当時手術をした時(25、6歳)には、40歳で死ぬと言われた。医者の立場も患者の立場も、科学では説明のできない「生きる力』も知っている人である。癌患者支援センターをカリフォルニアに創立し、カリフォルニア大学の教授でもある。

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