火曜日の化学治療による吐き気がひどい。久しぶりに二種類薬を入れたし、これまでの毒がまだ蓄積しているのだろうか。


72時間吐き気を止める筈の薬を入れてもらった筈なのに、その夜は半リットルほど胃液を吐いてしまった。シスプラティンは腎臓に大きな影響を与えるので兎に角水分を沢山取らなければならない。


翌日また医者に行き2リットルの生理食塩水と吐き気止めを入れてもらう。それでも吐き気が止まらない。2リットルも水を入れてもらったからちょっと吐いても脱水症にもならないだろうと思い「吐いてみる」。ちょっと楽になって、ほんの少しだけれども夕食をたべられた。


吐こうと思って吐けるなんて、今まで考えてみた事もなかった。


その吐き気が3日目の今日もかなり続いていたのだが、朝方夫に付き合ってデパートに行った。今年の夏は私の病気騒ぎがあり、衣料品の買い物を何もしていない。息子達はガールフレンドと買い物に行っているみたいだけど、夫の普段着が日増しにみすぼらしくなっている。


たまたまANAのマイリッジでメイシーズというデパートの商品券を100ドルもらったので、短パンやポロシャツを買いに出掛けた。私は単に紳士服売場の椅子に腰掛けていただけなのに、ひどく疲れて、帰って来てから何もできない。なさけない。


もっともこちらは熱波で高温多湿というのも理由の1つかもしれないけれど。