巷では、テポドンが飛び、エンロンのCEOケン・レイが心臓マヒでなくなった。しかし私の時間は全く別の次元で流れている。


今日は、化学療法の毒が薄れてかなり元気になるだろうと期待していたのだが、そうでもなく、少しがっかり。かなりの倦怠感がある。化学療法の影響が血液のカウントに一番出る時期をネーダーと言うのだか、それが10日〜2週間で出て来ると聞いた。たまたまそれに当たっているのだろうか。それとも、放射線治療のせいだろうか。もしかしたら、夜余り眠れないのが原因かもしれない。


他の癌治療のことをあまり良くしらないので、比較はできないけれども、私の食道癌の治療はかなりヘビーな方かもしれない。一言で科学治療、放射線治療と言うけれども、食道癌の場合は2つを同時並行で行う。科学治療で身体をいため、その上に放射線で身体をいためるのだ。癌によっては、この治療は別々に行われる。科学治療も毎週一度4〜5時間かかって薬を入れる。この頻度は短く、時間は長い方だ。


例えば、私の友人Rの乳癌の科学治療は3週間に一度だからかなり回復の時間があるし、放射線治療は科学治療が終わってから行うのだそうだ。「私のよりは楽かもしれない」なんて妙な比較をしてしまう。比較的ヘビーな治療だから倦怠感があるのは当然と居直って、休息を充分に取らなければならないと思う。しかし、反面、私の場合は化学療法も放射線療法も6週間ぐらいで終わってしまう。「毒を食らはば皿まで」で短期集中で勝負できるのは実は喜ばしいことだ。


というわけで、今日はお昼過ぎに2キロぐらい散歩をして、放射線治療に行っただけ。もともと体温も血圧も低い人なので、夏なのに冬のパジャマを着て家の中をうろうろしている。明日もう少し調子が出るといいのだけど。


ところで、写真にアップしたのは、義兄と義姉から送って来た小石。私のブログを読んで、自分たちの小石と愛読書を送ってくれた。今日の晩ご飯は、SBカレー。夫が作っている。