美容院に行って眉を整えてもらった。自分でやろうとしてそり落としてしまった前科もあるし今の私に唯一できるお金を使う「身だしなみ」。


食道癌、ことに扁平上皮癌にかかった人は、酒とか煙草とかたいてい自分で原因が分っている。ところが私には心当たりが全くない。強いて言えば、夕食をつくりながらワインを飲むことが多かったこと。でもそれはグラス半分ぐらいで、夕食時には飲まなかった。ストレス?他の人と較べてストレスが高かったとは思えない。


ちゃんと分っていないで想像しているだけなのだが、上皮ということは皮膚のただれみたいなもかしら? 実は昔髪を染めた時に肌が荒れて抗ヒスタミンクリームを塗らなければならなかったことがある。唇が荒れたこともある。一応、皮膚が荒れることはやらない方がよさそうだ。


よし、暫くはお化粧を全然せずに(昔も殆どやっていなかったんだけど)髪を染めない、と決めた。でも50歳を越えて何もしないというのはかなり勇気がいる。鏡を見てがっかりすることもしばしば。それで、眉ぐらいはプロにやってもらおう、と決心したわけだ(主婦なので、頻繁には行かないけど。)癌や大病に罹った男の人も自分のみてくれにがっかりすることがあると思うのだが、容姿の衰えとか、お洒落ができないこととかは、女性の場合は術後の鬱々とした気持のかなり大きなファクターになると思う。