人が向こうから歩いて来る。避けようとして右とか左によけると向こうの人も同じ方向に動いて、2人でダンスをする結果になることがよくある。子供の頃雑巾や布巾をしぼると母からいつも「しぼる方向が反対よ」と言われていた。こういう要領の悪さが私にはある。その悪さをカバーするためには、ただただ愚鈍な努力をしてきた。


3週間ぐらいまえからスドクに凝っていて、簡単なのなら結構短時間で解けるようになった。ところが私の解き方は間違っていたことを発見した!遠回りをしてすごい時間を掛けていたのだ。スドクのクイズ本の最初のページに「解き方」なるものが書いてあったのを今頃知るっていうのもアホな話だけど。。。(これから先のパラグラフ2つははスドクをやったことのある人にしか分らないと思いますが。。。)


1)これまでの私の解き方:9つのコマの集った四角に集中してそのコマごとに可能な数字群を拾い出す。つまりその四角の中に1234があれば、それぞれのコマごとに5から9までの数字のいくつが可能性があるかを調べる。簡単なスドクであれば、そのコマの中に1つは可能性が1つしかないものもある。つまり可能性を全部抜き出して比較して埋めて行くと言う、まことに時間のかかることをやっていたのだ。それでも練習すれば時間はどんどん短くなるものなのです。


2)本当の解き方:スドク表をさらっとみて、例えば3が入らない並びがどこにあるかを見付けて行く。


つまりスドクの表自体に一杯ヒントがあったのを利用せずに、ただただ地味に数字を並べ、消して行って、最後の1つに行き着いていたのだ。言ってみれば、2)の帰納法(具体的な事実から共通点をさがす)ではなく演繹法(一般的な前提ルールをつかって、経験に頼らず解く)でやっていたわけだ。あるいは個に集中して全体を見ていなかったと言うべきか。。。自分の欠点が分るような気がする。


というわけで、10日程前に「スドクの解き方はまあまあ分った」と思った訳だけど、今「目からうろこ」で今はまた新しい解き方をマスターしようと精進している。こういう精進ってのは、ホント寝食を忘れてできてしまうので怖い。締め切り前の翻訳を抱えているのに困ったものだ。