久しぶりで教会に行き、友達に沢山あった。


夕方ラジオを聞いていたらタルレガの「アルハンブラの想い出」が聞こえて来た。「From the top」という10代の優秀な音楽家を紹介する番組である。このギター奏者はアメリカンインデアンの18歳の若者。この番組に出る子供達の殆どは音楽家の家庭に育ち、幼少のころから特別教育を受けている早熟な子供達が多い。しかし、この子は殆ど独学らしい。あんなに難しい曲なのに、素晴らしい才能だ。


インタビューアーが訪ねる「君は大学に行って、ギターを勉強するんだって?」「はい、卒業したらインデアンのリザベーション(特別居留地)にもどって子供達の教育に従事します」


彼ほどの才能のある人をクラシックギター界は放っておくまい。だけど音楽の特殊な世界で彼はうまく生きていけるだろうか。インデアンとしてのアイデンティティで悩む事はないだろうか。なぜかとっても気になった。


それにしても「アルハンブラの想い出」って何故こうも切ないんだろう。聞いているうちに胸がモワモワしてくる。