仕事がないので気持いいことを沢山実行。


術前、術後すっとキャセターの入っていた左肩が、ここ3週間の仕事の緊張でコチコチになってしまったので、朝10時にヒーラーさんのからマッサージを受ける。昨年から今年、ケモラジの時も手術の回復の時も彼女のマッサージで何度も命拾いをしたので、ヒーラーさんと勝手に呼ばせてもらっている。西洋医学は悪いところを直すために毒を盛る、熱を当てる、腫瘍部分を切ってしまうという直接的で侵襲性の高い治療を行うのだが、漢方医学は体の免疫を増幅させておだやかに対応する。両方の治療にメリットがあると思うのだが、回復期の鍼やマッサージは特にお勧め。ケモラジや手術で痛手を受けた体にはエステ的な柔らかいマッサージはとても気持がいいし、贅沢で『正常』な気持にもどれる。多分エステを体験した女性なら、その気持が分ると思う。


マッサージの後、魚屋さんに行って新鮮な鮭、鱈、ハルビット(白身の魚)を合計3キロ仕入れた。今朝市場から入ったばかりの新鮮な魚なので、夜は鮭のお刺身にする予定。お隣の(本物の)八百屋さんには、雪のようにまっしろなカリフラワーや、地元で取れたコーン、ズッキーニなどが裸で並んでいる。野菜も果物も思いっきり仕入れてとっても幸せな気持になる。


3時には美容院に眉を整えてもらいに行く。癌にかかってからは髪は染めないし、ファンデーションもアイシャドーも口紅も使わない。日焼け止めクリーム、リップクリームにグロス、99セントの髪の毛用のムースだけが化粧品。2ヶ月に1度のヘアカット、3ヶ月に1度の整眉だけが美容コストである。


4時には友達と待ち合わせて散歩。途中花や野菜を庭で沢山栽培している人のウチの前を通る。「うわ、きれい、みごと!」と愛でていたら、お家の方が出ていらして「イタリア語で野菜の話しかけてるからうまく育つんだよ」と説明してくれた上、トマト、プラム、見事な月桂樹の葉を頂いた!生の月桂樹の葉も潰すととてもいいにおいがする。