夕べは9時頃寝てしまったので明け方3時に起きて、晩ご飯の後片付けなどをしてしまった。4時から5時まではボーッとベッドに横になって、その後行動開始。ボストンでの9時始まりの仕事には一番気を使う。渋滞がなければ1時間で行けるのだが、運が悪ければ2時間以上かかる。夏休みだからあまり渋滞はないだろうと踏んだけれど6時45分(2時間15分前)には家を出た。


今日の仕事は調停。米国が訴訟社会なのは良く知られているけれど、本当の訴訟になると勝った方も負けた方もボロボロになるので最近調停が行われることが増えた。それでも法廷と同じで書記がいるし、宣誓もさせられるし、相手側の通訳がチェッカーとして入るし、弁護士や関係者にぐるりと囲まれるので非常に緊張する。今日は使用された部屋がエアコンでうるさく、声が聞こえにくい。年齢的なものもあるのだろうが、抗がん剤シスプラティンの後遺症なのか、最近耳が悪くなったので音質の悪い環境が一番気を使う。さらに私は声が細い。「大きな声で通訳してくださいね」と言われ声を張り上げた。治療の後遺症なのか長時間話続けていると苦しくなることがあるのだが、幸運なことに仕事自体は1時間ほどで終わった。通訳は1時間あたりのレートが高いのでボロい儲けをしているように思われることがよくあるけれど、資料の読み込みにかかる時間や、仕事中の集中度を考えるとそうでもないと思う。結局は身体が資本だから「細腕繁盛記」みたいなものだ。


昨日から息子が医療機関の『データ入力』のアルバイトを始めた。仕事は6時から2時まで。4時半に起きてお弁当を自分でつめて(サンドイッチに残り物をプラス)クーラ−に入れて持って行く。これから暫くは一緒に朝型の生活になりそう。