先日のmamaさんのコメントに「小確幸」という言葉があった。村上春樹の定義によると、日常の中で自己を律してちょっとだけ我慢した後の小さな幸せらしいけれど、mamaさんの言う「小さな確かな幸せ」というもっと広義な理解でいいと思う。


最近仕事が緩いこともあって殆ど毎日夕食を作っている。冷凍庫に眠っている冷凍野菜やホコリをかぶっている乾物を取り出して使ったりするので奇妙きてれつな組み合わせのメニューになることもある。でもそれが今の私の「小確幸」。「食材を使い切った」時に感じる小さな満足感、「節約できた」という達成感の気持いいこと。元気な時は当たり前、あるいは重荷に感じている作業なんだけど、それが漸くできるようになったことが嬉しい。


八百屋に行くと勢いが良くて色の鮮やかな夏野菜や果物が並んでいる。およそ1年間殆ど買い物に行かなかったし、行ったにしてもスーパーで済ませていたので懐かしくてしかたがない。裸で並んでいる野菜を山ほど買って、それを腐らせず使えることも「小確幸」。


というわけで今日は午前中の整理整頓の後、スーパー2軒に八百屋さんをまわり食材を仕入れた。その合間に明日の仕事の読み込みをずっとやっていたのだが、夜の7時に電話がかかって来て水曜に変更になった。