朝6時半に家を出たのだけれど仕事のあるホテルに到着したのは8時15分。某会社の諮問会議の通訳だ。原稿などの準備のない同通は1年半ぶりでとても怖い。仲のいいパートナーと一緒の仕事なのが唯一安心できるところ。同通ではあるけれどブースがあるわけではなくトランズミッターを使って囁き声で訳を付けて行く仕事で業界語ではウィスパリングという。


最初は全体に向けての発表。発表者はマイクを使うのだが、そのマイクが声を拾ってくれない。訳そうにも聞き取れない!その後は小グループに分かれてのミーティングだったのだが、北太平洋地域+日本マーケットとのことで、韓国や中国、台湾の方も一緒にミーティングに入る。訛がひどい!疲れて来ると、彼らの英語の抑揚のせいでまるで中国語や韓国語を聞いているような気がしてくる。


きれいな英語に対し、まるでレースを走っているように一生懸命通訳した後は快い疲労感があるのだが、しゃべっている英語がはっきり拾えなかった時は、不燃焼の疲労だけが残る。


今日はパートナーの家に泊めてもらった。明日の仕事は8時始まりだもの。