時差ぼけで目が覚めてしまったので、朝5時から活動開始。


洪水のあった地下は、息子が頑張ってくれたし業者も入ったのにまだ臭い。なぜだろう。


仕事場のファイル(巨大なのが3つある)の下壇をあけてみるとずぶぬれのファイルが腐れかけている。文具(セロテープ、プリンターのインク、レポート用紙の予備、プリンターの紙、予備のペンなど)のはいっている7段の透明引き出しの中も水浸し。写真の入っている透明引き出しの中では、写真の印刷インクが溶け出して酷い臭いを出している。このケミカルは身体に悪そうだ。さらに、階段の下のキャンプ道具を収入してあるクロゼットは全く手つかずで、スリーピングバッグやハードコアハイキング用のバックパックなどが濡れた床の上でカビの栽培中。階段に置き忘れられた水浸しの袋の中では、こないだイギリスのナショナルギャラリーで購入したカタログが水で融けている(嗚呼)


まず窓をあけ、濡れた物をビニール袋に入れて外に出す(その都度階段を1階まで登らなければならない。)紙類が水をふくんでいるので、かなり重くなっている。10度ぐらい1階に荷物を担いで出たのだが、気のせいかお腹の傷口と背中が痛み出した。手伝いが必要だと思い、高校生の男の子をもっている友人夫婦に電話をかける。彼は大学も決定し、4年生のお気楽時期を過ごしている筈だから、時給をはずめば来てくれるのではないかと思ったのだ。



3時半頃にドアのチャイムが鳴る。彼が来てくれたのかと思ったら、お父さんもお母さんも一緒に来てくれた!そして動かすことなどはなから諦めていたファイルキャビネットなどもうごかして、その下が乾燥するように計ってくれた。3人も来てくれるとスピードがつく。あっと言う間にすてる物が外にまとめられ、乾かすものがベランダに並べられる。友達って、ほんとに涙が出るぐらいに親切だ。


臭いの元凶を外に出して、外気を入れたので臭いがかなりなくなったようだ。2、3日様子をみた上で、壁をやり直すべきか、プリンターのトーナーでしみだらけになった絨毯(古いプリンターをクロゼットに入れたままだったのだ。。)を張り替えるか決めようと思う。先般のトイレの工事もしなければならないから全てまとめてやってもらうことになるだろう。


さて「いいニュースはささやき声でやって来る」と行ったのは村上春樹だ。今回洪水の中で結構果敢に処理をしながらも、上述のように抜けた所が多くあった息子(仕事をしながらだったから当然だとは思う)に電話をかけたところ今日就職のオファーがあったと言う。先々週の木曜の面接の帰りには車を追突されたりなんかして、かなり大変なことが続いており、親的には実は心を痛めていた子なので本当に嬉しい。


彼は今大学の研究室で仕事をしているのだが、この契約がきれるのが5月末。新しい仕事は6月1日付けで始まるらしい。タイミング的にはぴったりだ。場所は我が家から130キロほど離れたところなので新しいアパートを探すらしい。職探しをはじめてから数ヶ月。ちょっと不安になりかけたところだったので本当に良かった。息子によると「嬉しいというより、ほっとした」らしい。