長いブランクの後の日記はつらい(旅行記の日本語はこれからぼちぼち入れて行きます。)


3月2日に旅行から帰って来てから何かと慌ただしい。


まず夫が昨日日本に発った。今回は3ヶ月の滞在となるので私も4月から5月に1ヶ月間合流するつもりなのだがグリーンカード(永住権)の更新をしなければならなくなった。今日、日中の気温が−8度の寒空の下ボストンまで車を運転して移民局に行った。


今回米国に入国する時に、入国管理官から私のグリーンカード(79年発行)はとても古いので、バーコードとバイオメトリックスのついた新しいカードに更新するようにとかなりきつく言われたのだ。実は去年日本から帰国した時も注意されたのだが「里帰りは一年先だから、夏暇な時にでもやろう」と思っていた。ところがご存知のように夏は癌を罹病してしまい全てがストップしてしまった。今回の旅行もちょっと心配だったのだが夫が一緒だから大丈夫だろうとたかをくくった。しかし今回はパスポートに注意書きを付けられたのでかなりヤバイ。


4月に日本に行くつもりだけれども、その前に更新できるのだろうか。ウェブを読んでも、カスタマーサービスに問い合わせてもらちがあかないので、相談に行った。ネットで更新登録をしてから4日後にアポを取って移民局に行くとパスポートに「更新中」のスタンプを貰えるのだそうだ。そのスタンプがあればいくらでも旅行できるとのこと。登録の後もう一度出直さなければならない。


さて、今回のイギリスへの旅行は「特訓旅行」だった。たった6時間の飛行時間に背中が悲鳴をあげたし、食事直後の歩行や移動はダンピングを促進した。夜も不眠に悩んだ。しかし、もともと旅が大好きなことに加え、今回はここ数年来行きたくてたまらなかった美術館巡りが主だったため、夢中になって絵を眺めているうちに痛さも疲れも忘れてしまった。ふと気付くと10キロ近く歩いているし、4時間も5時間も立ちっぱなしでギャラリーをさまよっているのだ。そしていつの間にかお腹がすくようになって、ビールが美味しくなっていた。


帰って来てすぐ体重計に乗った。当然体重は少し減少していたが、あれだけ歩いたのだから当然である。体重減少とはうらはらに主観的には「強くなった」気持がする。さらに本が昔のように読めるようになった。


帰りの飛行機の中ではThe Devil wears Pradaという映画になった大衆小説を読み始めたのだが、止まらなくなり、時差ぼけを言い訳に帰って来た翌日は読み終わるまでただただ読みふけった。夫は次の旅行に備えて洗濯をしたり、ミーティングに出たりと忙しそうだったので、あんまり褒められたことじゃなかったけれど。