今週は1日半だけの仕事。それでも先週の疲れが残っていたのか仕事を引き受けたことを後悔する局面が何回かあった。今週はたまたま1日半しか入っていなかったのだが、しばらくはこのぐらいのペースが適量のようだ。


仕事をしていない日は水彩のレッスンを受けたり、マッサージに行ったり、次の仕事の準備をしたり、昼寝をしたりに費やしている。まだまだ身体が本調子ではないので、仕事をした翌日はダンピング症候群がひどく1日中ベッドで過ごす事が多い。身体が「もっと休め。無理はするな」と囁いている。まだまだゆっくりした時間をもつことが必要なようだ。


なのに、何故こんなに早く仕事に復帰したのだろうか。


その一番大きな理由は「時間を上手につかえない」からだ。これまでずっと仕事を続けてきたので、枠や締め切りのない生活をすると生活がダラダラしたものになってしまう。今日が何月何日であったか忘れてしまう。例えば食事を作るのも、食べるのも忘れて本を読んでしまうし、ネットで遊んでしまう。少なくとも1週間のうちに仕事をする日が1日でもあれば、それを目安に「to do list」を作る事が出来る。仕事をしている間は全く別のことを考えることができるし、幻影であるにしろ「効率的な気分」になることもできる。


それに、仕事をすることで「言葉」や「頭」を使うことができる。会社勤めの人には想像できないことかもしれないけれど、「言葉」や「頭」は使わないと錆び付いてしまう。


フリーランスの一番の難題は、仕事の依頼があった時なかなか「ノー」と言えないことである。この顧客からの、この依頼を逃したら、別のフリーランスに仕事を取られてしまう。もしかしたら永遠に顧客を取られてしまうかもしれないという恐怖が常にあって、つい無理をしてしまう。


今の私の課題は、怖がらずに仕事を断ることだろう。実は、去年癌が発見される直前にビジネスの拡大を考えてウェブサイトを構築中だった。まだ暫くはこのサイトを上げることはなさそうである。


さて、夫は今東京で文献探しのリサーチを3週間の予定で行っている。指導教官がいる訳でもなく(当たり前だけども)、「なかなかいい所をみつけましたね」と言ってくれる仲間もなく、一人っきりで図書館の蔵書巡りをしている。そして気晴らしには1人でギターをつま弾いている。私だったら友達と会って食事をしたり、お酒を飲まないと絶対寂しくてやっていけない筈なのに。男性と女性の差なのだろうか、アメリカ人と日本人の違いなのだろうか、それとも彼が特別なのだろうか?もしかしたら私が変なのかしら。