今日は弁護士事務所に行って遺言状、ヘルスプロクシー、委任状にサインをして来た。ヘルスプロクシーというのは自分が意識不明に陥った時だれに治療選択権を委任するかを文書にしたものである。私は、同時に自分の意志として無駄な延命措置(人工呼吸器のようなもの)をとるな、死期間近の時は痛みを和らげる措置をしてくれと言う文書にサインした。


これは別に今回の疾病が契機になってサインしたものではない。今年の1月頃から、私たちは家計、退職後の年金、生命保険などの見直しをしていた。日本のように退職金や組織からの年金のない米国では全て自分達で計画管理して行かなければならない。また、米国では遺言がないと遺産は州に没収されてしまうらしく、皆遺言書を作る。私たちの前の遺言はピッツバーグに住んでいた頃のもので、子供達はまだ学齢にも達しておらず管財人には夫の亡父を指定していた。ちょうど私が50になったこともあり良いタイミングだと思って手をつけたプロジェクトだった。


弁護士社会の米国だから、この書類作成でもかなりのお金が掛かったがきちんとできて良かったと思っている。