福島第一原発の吉田前所長の食道癌

福島第一原発の吉田前所長が食道癌発覚で退任のニュース。

ちゃんとしたニュースでは被爆の可能性を否定しているけれど、グーグルで調べるとその可能性を疑っている人が沢山いる。

私は医者ではないけれど、食道癌を経験したものとしてその可能性はないと思う。

私の食道癌が発覚した時、すぐに治療を始めたかったけれど、医者の選定、治療法の選択、医者のスケジュール調整など、時間がかかった。患者としては、1日も無駄にせず直ぐ治療を始めたかったので時間が経って行くのがとてももどかしかった。

そのフラストレーションを腫瘍内科医に伝えたところ「焦らなくても大丈夫。癌がここまで大きくなるには5〜10年かかっていますよ」と言われた。

3.11からまだ半年ちょっとだから、吉田前所長の食道癌は被爆によるものではない。

日本の食道癌の治療は内視鏡のESDがとても進歩していて、病巣がかなり大きくても食道摘出をしなくてもよくなっている。前原前所長の癌が内視鏡治療の可能な早期発見であることを祈ります。