サザンの桑田さんが食道癌に罹病のニュースは食道癌コミュニティでは大ニュースだった。ゆうさんのブログにもケン三郎先生のブログにもTFM・JFN系ラジオ番組『桑田佳祐やさしい夜遊び』の桑田さんの声がポストしてあった。胸部扁平上皮癌だから気管は大丈夫*1。これはいいニュース。


「桑田さんが受ける手術は、患部を切除し、胃と食道をつなぐというもので、術後のことはまだわからないとしながらも、入院は2、3週間  その後、3ヶ月、半年というスパンでゆっくりと静養、様子を見て、1年後くらいにはステージへ復帰できるのではないか、とのこと」(ゆうさんのブログからの引用)コミュニティでの観測はESDによる切除だったけれど、摘出なのだろう。


自分が癌の告知を受けた翌日、仕事をしながら、周りは普通に時間が過ぎているけれど、自分は金魚の水槽にとじこめられたような、時間のとまった異次元のスペースに入ってしまっている気がした。きっと桑田さんも今はそんな気持ちがしているに違いない。


どうか手術が上手くいきますように。そしてできれば外科手術だけで済みますように。


ところで、雄三さんのサイト小澤征爾復帰のニュースがあった。彼の場合もESD手術の観測だったけれど結局は摘出だった。体重が15キロ減とのこと。これから暫くは「どの頻度で何をどのぐらい食べるか」、「ダンピングとどう対応するか」、「どのぐらい立ったままでいられるか」のバランスの模索に違いない。でも情熱をもっていること、使命を感じていることに復帰するのが一番のリハビリのはず。どうかあまり無理をなさらず、マイペースで復帰なさいますように。


食道癌の記事を読むたびに「飲酒、喫煙」がファクターで出て来る。そして殆どの方が、その要因を認めていらっしゃる。そのどちらにも心当たりのない私(そりゃ、少しはワインを飲みましたが。。。)私みたいな(元)食道癌患者は少ないんだろうなぁ。

*1:食道と胃管をつなぐ場所が首元になるので、逆流で苦しむ必要がない。