感謝祭(サンクスギビングデー)。今年は友人宅に招待されているので、朝軽く散歩をしてからベトナム生春巻きをつくる。小さな皮で作ったので時間がかかった。


長男とガールフレンドは直接友人宅へ。次男と私達は約束の時間に遅れて到着。この友人家族は前ユーゴスラビア出身。ご主人は夫の同僚で哲学(カント)の教授。奥さんは養老院のアクティビディレクター。当地に引っ越して来て以来の友人だから、もう15年ぐらいの付き合いになる。二人のクリエイティブで積極的な生き方、米国メーンストリームではない客観性等々共感できるところが沢山ある。


ご主人が大学院生で米国に留学して来た時は英語も喋れず、ハウスクリーニングで家計を支えていた奥さん。10年ぐらい前だったろうか某養老院でリクレーションのボランティアを始めた。あっと言う間に頭角を著し、今では当地域の一番高級な養老院のアクティビティディレクター。今は80歳、90歳の老人に対して「スペイン語クラス」を教えて素晴らしい効果を上げている。老人だから、アルツハイマーだからと言って所謂子供だましのアクティビティを行うよりずっと楽しんでくれるらしい。ある老人は死ぬ間際に「『とっても気分が悪い』はスペイン語で何と言うの」と言う言葉を残したのだそうだ。その結果をこの夏にはロンドンのワールドカンフェレンスで発表するとのこと。元気の出る話だ。


さてさて、今日のごちそう。
詰め物入りのターキー。フェタチーズ入りのサラダ。ローストベジタブル。スイートポテト。ベークトコーン。それに彼女の漬けたオリーブのピクルス。生春巻き。デザートはピカンパイ、マンゴーパイ、クッキー。


食事を始めたのが2時過ぎ。7時に帰宅して、その後はメーンに向う。