仕事が4時前に終わったので色々な店に行って用事を済ませたため、結局ひどく疲れてしまい、夜は夕食の後そのまま寝てしまった。


米国の経済事情は日本から見た方が良く見えるのかもしれない。台風の目の中にいると見たくないものには目をつぶってしまう傾向がある。今日は日本の住宅信用公庫みたいな半官半民のファニーメイフレディマック救済のニュースばかりだった。確か中学校ぐらいの時の歴史の教科書に(純粋な資本主義は)「大恐慌を教訓に安全な修正資本主義になりました」と書いてあったと思うのだが、それが私の経済常識の枠組みになっている。だから今回のように国の屋台骨を脅かすみたいな事態になると政府が絶対に介入しなきゃ駄目じゃない!と当然思うのだ。ところが米国ではレーガンエコノミックス以降どんどん規制緩和をして「マーケットに自然に軌道修正させましょう」みたいになった(と私は理解している。)


今回みたいにシリアスな事態になっても「個人は破産するがままになっているのに、大きな組織だと救済するのはけしからん。それに俺たちの税金を使うのか」みたいなことを言う人も沢山いる。前回のベアスターンの時もそうだった。でもこんな大きな組織が壊れると経済そのものがメチャクチャになってしまうんですけど。。。もともとフレディマックやベアスターンを統制する規制やオーバーサイトが必要だったんじゃないの?と私は思うのだが。もちろん救済の後に改革や見直しは必要だけどね。


「できるだけ法律もない方がいい、税金はできればびた一文はらわないぞ、自分の安全は自分で(拳銃で)護る。。。」エスタブリッシュメントや体制を嫌って一攫千金を夢見て移民して来た人々の集まった国米国。とっても暴力的な力の原理が見え隠れして居心地が悪い。


実際の話、最近は退職金の積み立ても、投資信託もマイナス続きで明細をみたくない日が続いている。
今日はカリフォルニアのインディマック・バンコープという銀行で取り付け騒ぎがあったという。なんだか不安になって、リスク管理というわけではないのだが、一つの口座に集中していた預金をインターネットで別の口座と半分ずつにした。