朝一で歯医者へ行く。インプラントをした後に被せるクラウンのかたどり。インプラントで4000ドル弱かかるのに、歯医者でのクラウン(仮のやつと、永久的なやつの2種類)に3000ドルかかることを発見。「お前らはシャイロックか」と言いたくなる。2年前の癌治療は、カツラ(私は買わなかったけれど)から在宅ケアまで保険で無料で、懐は全然痛まなかったから皮肉な展開である。


今日は久しぶりにいい天気で近所の友達と散歩。その後はやめられなくなった「高慢と偏見」を読み終わる。3人称のナレティブの裏に潜むジェーン・オースティンの美意識や価値観が面白い。母親、父親、若い妹達に対して鋭い批判の目をむけているけれど、20歳〜22歳ぐらいであろうと思われるジェーンとエリザベスには甘い。彼女が22、23歳の時に書いた小説だから当然で、その青い視点が可愛らしい(自分がMrs.Benetの年齢だと、彼女は更年期だったのかもしれないなんて同情したりなんかするのだ)でもこういうハッピーエンドの話はいくつになってもいい「癒し」になる。


ところで、先日のボストン美術館でのカクテルパーティの写真が送って来たので、アップ。