5時に終わる筈の仕事が7時まで延びた。さすがに疲れて帰宅しても何もする気がしなかった。


日本のお友達が送ってくれた『椿三十朗』のビデオを見始めたのが夜中の11時半(アホだ。)黒沢明監督の古典を森田芳光監督がリメークしたもの。9人の若侍達が中学生みたいに見えたせいか(単に私が歳とったからそう思うのかも)全体的に軽くてコミカルだ。これは最近の日本映画の傾向なのだろうか、それとも黒沢のもそうだったのだろうか。けっこうにドタバタと喜劇的に過ぎて行く話の中で豊川悦司の演じる悪役室川半兵衛が静かに悪くて淀んでいていい味を出していた。私は豊川さんのファンなので点が甘いかもしれないけど。なかなか楽しめるエンターテイメント映画になっていておすすめ。