午前中の教会での母の日に関する講話がとてもよかった。タイトルは「変化の母」。私の行く教会は女性と男性のミニスター(牧師)Tがいるのだが今日はTが講話を受け持ち、彼の母親の話をした。彼女は20年前に亡くなったが、生きていれば90歳だとのこと。以下が彼の講話:


彼女はミニスターの娘であり、ミニスターと結婚した。ところが彼女の夫はミニスターの職を辞め、オハイオ、ヤングスタウンの鉄鋼の工場で仕事を始めた。生まれて初めて聖職者の娘、妻という立場でなくなり、ミセス○○となった。彼が10歳ごろの話である。

Tが12歳の頃、母親が忽然と姿を消した。子供の彼は知らなかったが彼女は近所のモーテルに10日間ほど滞在し、しばらく一人の時間を持ち、そこから電話で夫と様々な交渉をした(もちろん子供の彼はそれがどんなものだったか知らない。)

家出から帰って来た母は自分の車を買い、様々なボランティアや会合に参加し始め、女性の地位の向上運動他で大きく活動し始めた。

母親は変化する世界を家庭に持ち込むものである。母親は変遷する世界の中での生き方を、そして時には自分の生き方を変えることさえも教えてくれる存在である。



実は今私の友人が自分と夫の関係を平等なものにしようと頑張っている。彼女の今の努力は彼女の子供に大きな影響を与えることだろう。