今日は雨。

結局3枚目の絵は、かなり常識的な、ちょっと陳腐かもしれないものに落ち着いた。不思議なものだ。常識的な絵の裏にも様々な逡巡があるということだ。


独り言:月曜日にお日様の光があまりにきれいで絵に描きたいと思った。木の枝が風に踊り地面に春らしい影を写す。それを写したいと思ったのだが、背景の家が坂を越えたところにあることに気付いた。火曜日には、その坂を強調して描いてみたのだが、遠近がめちゃくちゃになり「アメリカン・ナイーブ」とか「アメリカンフォークアート」(つまりは素人絵)になってしまった。3枚目の今日はかなり写実的になった。描いている家は窓から見えるなんてことない家なのだが、坂を越えたところにあり、朝方光を浴びて写す影が綺麗なので今かなり気に入ってる。写実的な絵を描く器用さは持っていないので、当たり前の素人絵に見えながら、なんとなく狂気を秘めた不思議さのある風景画が描けたらいいなと思っている。