今日はアート(水彩)の先生の作品がWorcesterの町の中央にインストールされる日だった。市長、アート諮問委員会長他が町の中心の小さなスクウェアーに集り小さなセレモニーが行われた。彼女が水彩で描いたデザインをタイルに写し焼きをかけたものでとても綺麗だった。Worcesterは私のすんでいる町Holdenを経済的にささえている町(ニューイングランド地方ではボストン、プロビデンスにつぐ大きさ)なのだが、一番栄えたのは第二次大戦前後。当時は重工業で栄えていたのだが、最近は全然ぱっとしない。だから7、8年をサイクルに色々な「町おこし」が行われているのだが、今回のプロジェクトは町のサインをアートにしようというもので、この春に私の先生の作品が中心のシンボルに選ばれた。

郊外の静かな町にいると、「町おこし」みたいなイベントのことはすっかり忘れてしまうのだが、地方政治は米国でも日本でも同じ臭いがして、なんとなく懐かしかった。


さて、2週間ぐらいだらだらと読んでいたChris AndersonのThe Long Tailhttp://www.amazon.co.jp/ロングテール?「売れない商品」を宝の山に変える新戦略-クリス-アンダーソン/dp/4152087617)を読み終わった。Amazon, Ebay, Google、iTuneなどの台頭の裏にあるマーケットの変化、パラダイムシフトについて書かれた本でなかなか面白い。


そう言えば2日前に来たNewsweekに84年の初代のマックとスティーブジョブの写真、最初のマイクロソフトのプログラムとビルゲートの写真が出ていた。2人とも凄く若い!実は我が家では夫がそのマックを購入して論文を書いたのでとても懐かしかった。考えてみれば私がEメールの洗礼を受けたのは1988年、大学院にもどった時。その後も大学で仕事をしていたのでPearlだのMosaicだのを「訳分らん、だけど通信のために使わなならぬ」で使っていた。


考えてみれば凄い時代を経て来たものだ。でも、これからどのぐらいまでテクノロジーについて行けるかなぁ。