突然メーンより

kuwachann2007-07-07

急遽メーンにやって来た。今週末は長男がルームメート達と使用するはずだったのだが、ルームメート(英国イングリッシュを話すフランス人)の友人が木曜の夜本国で突然亡くなってしまい、それどころではなくなったらしい。そこでコテッジを使いたいと最近言いはじめた次男を連れてやって来た。


次男はもちろん友達(ガールフレンド他)を連れて来たいのだが、ここには1度しか泊まったことがない。電源の入れ方、椅子の在処(色々決まりがあるのだ)、近所のスーパー、散歩道等々を教える一番の近道ということでやって来た。


狭い空間には利点がある。自分1人の場所がないから話をする。今回も久しぶりに、3時間のドライブ中、レストランの中、コテッジでと、息子と色々話をする機会を得た。


去年の9月から今年の5月末までスコットランドに居た息子はコンピューターの中に溜め込んいる写真を全部見せてくれ説明をしてくれた。1年間休みの度にスペイン、ドイツ、フランス、モナコクロアチアと様々な国を歩いた息子だが、一番感動したのはスコットランドハイランドでのキャンプ/ハイキングだったらしい。


「ここの獣道を歩いて頂上まで登ったんだぜ。すっごく道が険しくて歩きにくくてさ。ここの川縁でキャンプしたんだ」と得意げに教えてくれる。


子供達が小さい頃は毎年メーン州アルカディア国立公園にキャンプに行った。1週間から10日ほどキャンプグランドに棲んで、朝起きるとお弁当を詰めて新しいハイキング道にチャレンジし、午後は海辺に行くか、湖で泳ぐという毎日。それを7年ほど連続慣行した。


当時この子は「山歩き」が大嫌いだった。「なんでウチのバケーションってこんなにきついんだよ。他の子たちはケープ(ケープコッド)に行って砂浜でのんびりするのにさ」とぶつぶつ文句ばっかり言っていた。その子が『未踏の地の山歩き』を自慢するのは、とってもおかしい。



*今週末の天気は殆ど雨らしいけれど、夕日は写真のようにとっても綺麗だった。