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天気：曇り（皆は冬に返ったと言っていたけれど、マサチューセッツと比べたら春！）
ホテル：三井ガーデンホテル、四条
早朝３時３０分に息子からの電話で起こされた。米国のウチで大雨が降り、ポンプが故障して地下に３０センチほど水が入ったと言う。電話をとった夫は頭を抱えて動けなくなってしまった。夫婦というのは不思議なもので、片方が駄目になるともう片方はそれを補う役を嫌でもやらなければならない。今回はいつもと立場が反対で私の方がしっかりしていた。もしかしたら癌に直面したことで強くなっちゃったのかもしれない。洪水だからって、床上浸水したからって身体は元気なわけだし、死にはしないわけだもの。
結構冷静に話を聞いた上で、洪水処理業者に電話をかけてできるだけ早く来てもらうこと、地下の温水器／暖房ボイラーに水が入ったかもしれないので整備してもらうこと、ファイルキャビネットの下壇のファイルを捨てる事（ファイル名をひとつずつ読んでもらって決断）などを息子に指示した後、保険会社に国際電話で連絡。今日から京都の予定だったのだけれども、ホテルにキャンセル予定を告げ、米国に帰るのを早めることができるかどうかを航空会社と相談した。ゴールデンウィークを控えている事もあって一番早い便は５／３しかない。５／３にしてしまうと会えない御友達が増える。危機ではあるけれど息子がとても冷静なのでこの際大人としての彼の器量を信頼することにして、５／７にチケットを書き換える。しかし1週間予定を早めてしまったので鹿児島の滞在も短縮することにした。これは安いインターネットのチケットなので半額しか戻ってこない上に、新しいチケットを購入しなければならなかった（泣）。
そして、結局京都への旅は決行（楽しい事に関しては絶対に懲りない！）到着は５時前だったけれど、荷物をおいて烏丸通を先斗町まで歩いた。この道は、子供達が小さい時一緒に歩いたし、仕事を一緒にしたコンサルタントとも歩いた。色々な思い出の残る道だ。道沿いの小物屋さんや陶器屋さんに頻繁にフラフラと入ってしまう。「そう、これよ、これが日本でやりたかったのよ！」京都に来て良かった。
