今日は抜けるような青空の光が一杯の日。新緑におどる光は印象派の絵でいうとシスレーの感じだった。光に誘われて散歩に出たら汗をかいた。夏が近い。


夕方4時から6時までM子という15歳の女の子の家庭教師をした。去年の9月から日本を教えているのだが彼女は高度のバイリンガルだ。こちらの全寮制の中学生でありながら、日本語もかなりきれいに維持している。しかしその裏には親からの期待や圧力との闘いと、2つの文化の狭間での苦労があった。1月から私たちはハッピーバースデー(青木和雄作)という日本の中学生対象の小説を読んで来たが、この小説もあと1チャプターを残すのみとなった。命の大切さ、勇気をもつこと、なぜ勉強をするのか、親を1人の人間として見ることの大切さなど、様々なメッセージが入っている。クラスはあと1回しかないが、ぴったりと学期内に読み終わることができそうでほっとしている。本を1冊読み終わったという自信と共に、彼女の心に何かを残してくれるといいと思う。


夕飯には次男の友達が4人やって来た。みんな大学2年生を終えたばかりの学生たちだ。息子がバーベキューを手伝って、女子はサラダづくりを手伝い、男の子はお皿を並べる。グループプロジェクトみたいで楽しい。


我が家は夏が近くなると食客が増える。