当然の話だけど、どんな仕事も時間がくれば終わる。今回の仕事は2度目なのだけれど、私の受け持ちは前と同じで地質学者、環境、大気を専門にしている人々、火山学者のセッション。コンピューターで分析をしながら、変数を確認するために実際にフィールドに出て行く人々だ。だから会議にも(ハワイだということもあるけれど)短パン、アロハシャツの格好であらわれる。そしてそれがピッタリ決まっていて、まるで制服みたいに似合っている。頭も体も仕事に使っているわけだ。別にスタイルがいいわけでも何でもないんだけど、バケーションに来てブヨブヨしている人々と違って何となくかっこいい。


ここで発表し、プロジェクトに関わっている人々はすごく優秀なのだそうだ。そして私を誘ってくれた相棒の通訳もすばらしい。通訳と言う一匹オオカミの仕事をする身にとっては又とない学習の機会だった。



「何故私のような普通の人間がこんな優秀な人々の中にいるのだろう?」と(いつものように)感じ少々気後れを感じながらも自分の幸運に感謝する。